標高1100Mの北軽井沢の美しい四季を詠む・・






TOP 35回 39回 40回 41回 42回 43回 44回 45回 46回
47回 48回 49回 50回 51回 52回 53回 54回 55回 56回
57回 58回 59回 60回 61回 62回 63回 64回 65回 66回
67回 68回 69回 70回 71回 72回 73回 74回 75回  76回 
77回  78回  79回 80回 81回  82回
 
83回  84回  85回  86回 
87回  88回
89回  90回  91回  92回  93回 94回  95回  96回
 
97回  98回  99回  100回   101回 102回  103回  番外編  104回  105回 
106回  107回  108回  109回  110回  111回  番外編  112回     


2007年 第41回北軽井沢句会 戻る



 

第41回北軽句会(平成19年3月14日)
10区事務所



  
届きたる独活を肴に昼の酒 岡村妃呂子
サイネリア門出を祝ふ花束に

芹青む水面に小さな影落とす 佐々木終吉
芹を摘む水面に香り残しけり

戸惑いし三寒四温の草木かな 柴山英人
余寒なほ嬬恋の温泉に長居かな

春あらし鯉と味はふ佐久の酒 清水一静
病む友へ励ましメール春の宵

ざはめきの芽吹きはじまる雑木山 滝沢咲秀
恋文は時効ですよと山笑ふ

雪おろし休みて背なに日を浴ふる 田口信夫
雪だるま賑はひ残るひとところ
朝採りといふ不揃ひの蕗のたふ 田村洋子
戻り寒緩みしままの捻子ひとつ

浅間背に仔馬の走る牧場かな 内藤  徹
釣り糸のうなり戻れる春の川

忘れ来し帽子いずこに戻り寒 湯本 巴
春の色溢れてをりぬ新店舗

春の雪美しとひと時あゆみけり 湯本半才
春めくや遠白樺の紅の色

芽起しの風の荒ぶる遠浅間 柴山つぐ子
風かたき野ひとすじの芹の水



 




2007/03/22 句会会員・佐々木終吉制作






TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI           主催・柴山つぐ子 戻る