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2012年 第98回　北軽井沢句会 戻る

月 日




第98回北軽句会　平成24年2月5日（2012年）

■午後1時　　　

兼題二句（春めく　バレンタインの日　涅槃西風）当期雑詠三句




厳冬の北軽井沢の風景






北軽井沢・冬の風物詩・・・・炎の祭り
2012年2月13日



















厳冬の木の実




北軽の冬の名物詩は絶対スノーシューだ・・ネ




北軽の小鳥たち・・・

画像全て北軽
軽井沢ペンション「ブルーベリーYGH」さんの提供。





■梅が香の新春句会上京す
■満天の星明かりの野鬼やらふ



 岡村妃呂子
■冬薔薇あしたへ繋ぐ薄開き
■天井の龍に柏手風凍つる
■春めくや網打つてゐる川漁師		 小林 好子
■定まらぬ鳶の旋回涅槃西風　　
■風走る凍てつく湖に遠浅間		 佐々木終吉

■春めくやカフェオレ色に空染めて
■縁無きと捨つる事より涅槃西風		 佐藤　かずえ








     
■春雨や家出の猫の戻りけり　
■弾む音雪解雫の始まりぬ






 佐藤 　さゆり
■鷽替えて湯島日和を賜りぬ
■店に吊る貝殻細工涅槃西風
■髪の色明るめに染め春めけり

   中津川あゆ
     
     
■この空は彼の地へ続く初日の出　　
■冬日受け復興願ふ襷継ぐ
■二タ年や彼の地慣れしか独活合し

 



   黒岩　清女　
■花売りの残せし香り春めけり　
■格子戸に飛び立つ影を寒すずめ








   山崎ちづ子 
■春めくやもはや男を信ぜざる
■涅槃図や己が姿を重ねけり
   土屋　 佳
 
 
     
　　


■涅槃西風喜寿傘寿越え天寿待つ　
■春めきて来しと思へど風はまだ
■掌に載るほどの幸水温む		 滝沢　咲秀







■春めくや駆け抜く子らに土匂ふ
■春隣りままごと聞こゆやぬちかな










 山田　 公子
■順路ゆく雑木林に初音かな
■寺城の雑兵のごと地虫出づ

山田　 礁
　　　　
■書き直す写経の反古や涅槃西風
■寒明けや瀬音いち音上がりけり

 柴山つぐ子

















■バレンタイン・特集

二月十四日バレンタインの日に捧ぐ






釣られ買ふバレンタインのチョコレート　　　あゆ
バレンタイン浮世の義理ともらい受く　　　　礁
こんな日も有りかとバレンタインの日　　　　かずえ
人恋ふもバレンタインの文添えず　　　　　　桂
麻痺の手にバレンタインの日もありて　　　　咲　秀
投げ渡すバレンタインの勇気かな　　　　　　さゆり
初恋の苦味仄かやバレンタインの日　　　　　終　吉
紅さしてバレンタインの日を過ごす　　　　　ちず子
指先をシャネルに染めてバレンタインの日　　つぐ子
今年また義理チョコ幾つバレンタインの日　　妃呂子
奥の間の着付け教室バレンタインの日　　　　好　子
指折るも捕らぬ狸よバレンタインの日　　　　鯉　公


★ 次回　三月十一日（日）一時半
ホテル　グリーンプラザ　ロビー集合
★ 兼題二句（雛祭り一般　冴返る　彼岸）当期雑詠三句



★ （楽しくやりましょう）は伊那男先生のモチーフですが、北軽
句会も少人数ですがまことに楽しく元気の良い句会です
何はともあれ､量が質を作り、質が量を作る多作多捨を目指し
歳時記とはなによりの親友に尽きるとおもいます。つぐ子 　　 2012/2/7
　
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　


2月の八王子の風景（湯殿川沿い）




仏の座







湯殿川からの冠雪の遠富士を見る。
冬の季節の空気の澄んだ瞬間を撮影。







やとーーーー、梅一輪。






水仙





クリスマスローズ






ナズナ







犬ふぐり






三色スミレ





　

2012/2/30 句会々員・佐々木終吉制作


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI　　　　　　主宰・柴山つぐ子 戻る