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2017/3/15更新 


2017年 第155回 北軽井沢句会 戻る




第155回北軽井沢句会 平成29年 (2017年) 


平成二十九年四月十九日(水)午前八時半集合

日帰り吟行 須坂市動物園 臥竜公園 

 句会場 一茶ゆかりの里


















 目を細めカピバラ浸かる桜の湯
            
 水に散る染井吉野の真昼かな

 長閑なり園児の声の弾みやう

 まどかなり足漕ぎ舟の花の昼







 
柴山つぐ子 


 桜舞ふ仰げば遠く白き嶺

               
 フラミンゴ一本脚に花吹雪


  河上 和子
 
   
 

 
        
 獣園の花の下にてD51
              
 四一九の日ラマに人参初餌づけ(飼育の日)

 辛夷咲く幹に一輪なお紅く

 落つばき草の上にてなお燃ゆる





  小林 尊子

 アルプスの青空に揺る樺の花              

 群るうずらどれが親やら山笑ふ

 重たげの花房の下ポニーかな

 うつむける青年の目花吹雪

  佐藤かずえ

 
     
 
                
 春風にペンギン揉める動物園
             
 紅辛夷ポニー横たふ大広場

 春風が揺らす小枝の一茶館


  武井 康弘 
              


   
 春風にカピバラ親子湯治かな
            
 花押押す絵も字も山も一茶かな

 穏やかに流れる雲や連翹忌(高村光太郎)


  横沢うだい

     
     
     
 欠席投句


   
  奥山の西行庵の桜かな (吉野山三句)
        
 朝靄の消えたる峰の山桜

 花の空丘に登るも花の空







   小林 好子
 青き踏む阿弥陀被りの老ふたり      
      
 雨だれの間合ひ数ふる春の風邪
 








  岡田 久男 
  花吹雪姿見えねど子らの声         
     
 一人静嬬恋の里忘れえず









   岡村妃呂子
  父と児と作る砂山春の浜
               
 チューリップおんぶねだりの姉妹ゐて









   佐藤さゆり
  花筏漂ふままに一日過ぐ
               
 若葉風笑顔のままの句座の昼










   佐々木終吉
  たんぽぽや道路工事の回り道
             
 峠みち抜けて声あぐ花の土手
   山崎ちづ子






   


 

●雪の残る峠を越えて須坂市の動物園に日帰り吟行。大物の象やライオンなどはいませんが身近な小動物達が温かく迎えてくれました。偶然にも 飼育の日(4.19)人参、林檎。パンなどの餌やり体験。カピバラの 湯治を見たり一茶館での昼食と句会。純粋で愛らしい姿に感動したり満開の桜の下、子供心を取り戻したひと日となりました。

★次回定例句会 五月十日 午後六時半 管理事務所
 兼題二句 初夏 母の日 雑詠三句

☆★{ 今月の気になる一句}
春風にペンギンもめる動物園   武井 康弘

                  佐藤かずえ


この句 なんとも ほのぼのしていて良かったと思いました。
ペンギンがいかに揉めても大した事にはならないでしょうが真剣に追いかけ合っていました。その真剣ぶりがおかしくて笑いの渦となりました。



●河上車に乗って春遅々の嬬恋村から春爛漫の信濃路への吟行
「行き得」と言う言葉どうりの一日でした。今年のさくらを満喫 動物園と隣り合う臥竜公園の花まつりの賑わいを楽しみました。 水面に寛ぐ鴨達 カラフルな花見舟、季語満載で困るほど。 本気で向き合う俳句びよりでした。
 お疲れ様でした。そしてお世話になりました。
                              (17.4.21.つ)


           
 

 








2017/4/22 更新





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