TOP

2回 35回 39回 40回 41回 42回 43回 44回 45回 46回
47回 48回 49回 50回 51回 52回 53回 54回 55回 56回
57回 58回 59回 60回 61回 62回 63回 64回 65回 66回
67回 68回 69回 70回 71回 72回 73回 74回 75回  76回 
77回  78回  79回 80回 81回  82回  83回  84回  85回  86回 
87回  88回 89回  90回  91回  92回  93回 94回  95回  96回 
97回  98回  99回  100回   101回 102回  103回  番外編  104回  105回 
106回  107回  108回  109回  110回  111回  番外編  112回  113回  114回 
115回  116回  117回  118回  119回  120回  121回  122回  123回  124回 
125回 126回 127回 128回 129回 130回 131回 132回 134回 135回
136回 137回  138回 139回  140回   141回 142回  143回  144回  145回 
146回  147回  番外編  148回  149回  150回  151回  152回  153回  154回 
155回  156回   157回 158回  番外編           

2017/6/12更新 


2017年 第6回  柴山山荘句会  番外編 戻る



 
第6回柴山山荘句会 平成29年(2017年)



平成二十九年七月三十日(日)

   北軽井沢 柴山邸 十八時

   出席者二十二名(うち投句のみ四名)

五句出し六句選








  

5  キャベツ取る浅間の裾を拡げつつ

3  避暑の椅子にもそれなりの歳月が

3  緑陰の深さ広さも軽井沢

3  嬬恋といふ名ゆかしきキャベツ畑







 
伊藤伊那男


伊3 雨あとの先へ先へと花かぼちゃ

伊  風貰ふ盤水句ある扇かな

3  何ごとも心のままに心太

2  新じゃがの探り堀りする昨日今日

1  運び来し虚子の気配や夜の秋






  柴山つぐ子 
1  夏の雨溶岩の裂け目へ深く滲む

1  松明草灯れる雨の山家かな
              
1  夏の雨溶岩(らば)の裂け目へ深く滲む

1  松明草灯れる雨の山家かな 




  天野 小石 
つ1 木苺の甘酸つぱくて乙女めく

1  隠元豆を一つ残らず収穫す

1  雨涼し庭のタープをピンと張る




 
  今井  麦
伊1 横に来て猫大人しき避暑の雨

2   トマトの香広がり雫の上りけり

2   秋近し虚子の好みの花を植ゑ

1   サルビアや鉄板に熱ゆきわたり



 

  太田うさぎ
 
つ  三つ四つと香をつぐ家の茗荷の子

つ  血管の太き鉢植茄子の花

3  歓迎の雨もやさしき夏館




  大野田井蛙 
1  日盛に嬬恋の里友の庭

1  夏の夕久久会える句の友に




  岡村妃呂子 
伊  鳥声に目覚むる森の避暑の家



  河上 和子



 
2  木漏れ日の静寂破る蟬しぐれ



  黒岩 茂子



3   数ならぬ吾も加へし暑気祓ひ

伊1  気配りの女主の避暑の家

1   雨あがり香り漂ふ草いきれ


 


  小林 尊子

 
3  嬬恋の翠雨にけむる避暑の宿

1  庭隅の土を掘り分け茗荷の子

1  夕立の館に集ふ人いきれ

1  めぐり木て庭を潤す松明草
 




  小林 好子 
2  夏句会歓迎の輪や雨走る
 


  佐々木終吉 



4  もてなしは田舎料理や避暑の家

1  万緑の吸ひ込む清気沁みかへる

1  おりおりの百花斉放夏館 



  佐藤 栄子

 
つ1 虎の尾やおだやかなりし時流る

1  山紫陽花師の教え受け輝けり 



  佐藤さゆり

 
伊つ2 師の短冊先師の色紙夏館

伊3  歓迎の大幕二枚ダリヤ咲く

伊3 てのひらをはみ出し柴山邸の紫蘇

1   降るほどに真赤に燃えてたいまつ草

1   鎌原や夏鶯の澄みしこゑ 




  武井まゆみ
1   勇水やサラダに添へしトマトかな 



  武井 康弘
 


伊つ 御守りの揺るるリュックやキャンプの子

伊1 苔青む鬼押し出した溶岩に 





  辻本 芙紗

 
つ2 北軽の瀬音になじむ釣舟草

5  行く夏の雨を両手に地蔵尊

1  句でつなぐ再の出会ひや松明草




 
  中野 智子
 
伊つ2 昭和残像山盛りのふかし芋

1  思ひきり傘の水切る草田男忌

1  でこぼこの岩のあはひに花さびた 




  松代 展枝
4  戻り梅雨火の山包む雲幾重

1  右に巻く隠元豆のたれ下り 





  山﨑ちづ子

 
伊2 師は風を連れて到るや鳴子百合

伊つ 植ゑ覚へなくば飛火か松明草

つ  真白なる句帳たばさみ手にビール

2  隠元の撫づれば応ふいまだしや 





  山田   礁
1  青葉打つ雨音せわし深き森   横沢 宇内

 







嬬恋村の新鮮な野菜、心込めたおもてなし料理でお出迎え。



地産地消の料理たち。















丹精込めて育てた馬鈴薯。


















夢のようなステキな1日を有難うございました。つぐ子





東京から直接参加組は、鬼押し出し園を散策後、柴山邸に伺った。まず目に入ったのは、二枚の横断幕「歓迎 銀漢俳句会様」。そして、雨の備えに張って下さったテントに、たくさんのお料理。

お茶を頂いて一休みした後、つぐ子先生にお庭を案内して頂いた。花に野菜、さまざまな種類がところ狭しと咲き乱れている。東京とは、ひと月ほど開花時期が異なると伺い、驚いた。東京からそれほど離れていないにも関わらず、標高の高さが影響しているのだそうだ。

お庭を拝見した後は、句会に備え、作句、出句し、サンドイッチを作るお手伝いをしていると、こもろ・日盛俳句祭参加組が到着。

主宰をはじめ、全員が集合。出句したり、モロッコインゲンを収穫したり、ジャガイモを掘ったりした後、全員でまず集合写真を撮り、主宰の挨拶により宴会がスタートした。

手作りの料理は地元のお野菜がふんだんに使われており、新鮮で野菜の味が濃く、本当に美味しかった。お寿司、お刺身、バーベキュー、そして「幸せなら手をたたこう」の大合唱。お腹一杯、堪能させていただいた。

十八時ごろになり句会をスタート。井蛙さん、まゆみさんの披講により、あっという間に句会は終了。
最後にすいかを頂いて、またの再開を誓い宴は終了した。
最後になりましたが、つぐ子先生をはじめ、何から何までご準備して下さった北軽井沢句会の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

                        (芙紗記)



遠方よりのご参加有り難うございました。今回はスマホ撮影でしたので、画像は不作でした。終吉。2017/8/9記。












2017/8/9更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る