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第217回 北軽井沢句会  (2023/2/8)

 
 第二百十七回銀漢北軽井沢句会会報

草津町ホテルヴィレッジ

   令和五年二月八日(水) 

兼題  雨水 梅  独活

   当季雑詠 三句   席題 一句 

       




草津町ホテルヴィレッジの食事
2023/2/8  photo by  Udai
                      
 

2023/2/16  photo by  Udai   千の入り
                     


2023/2/4  photo by  Udai



キャベツ野  北軽在住時の撮影



嬬恋村のポスターにも登場したビュースポット。北軽在住時の撮影





銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会 出席しました


銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会  2023/2/5



銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会  2023/2/5



銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会  2023/2/5



 
銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会
パワースポットで紹介



銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会
パワースポットで紹介


銀漢俳句会 年次総会 新年俳句会
パワースポットで紹介







                       
 しばらくは独活したしけり匂ひ満つ

 一山の山の広さよ梅香る

 はるかなる浅間裾野や風光る

 春を待つじゃほうじてふ愛しきもの







柴山つぐ子

 春苺真白き花に振れて摘む

 春炬燵ともがき夜のふけにけり

 食卓の挿したる梅の満開に
 


   
小林 好子
 
  寒明けや太鼓一打に楽終る

 そろそろと誘ふ日差し梅三分

 珍客へ山家の庭の芽独活かな

 耕人の畑のひろびろ車輪跡
     

 
佐藤 栄子
  穏やかな日和となりし独活和へる

 湯の匂ふ草津の空は春まぢか

 歩き初む児の声嬉々と春きざす

 針供養済ませて出向く草津の湯





山﨑ちづ子
  糸のつくままに錆びをり針供養

 春めくやまだやはらかき鳥の糞

 耳立てて栗鼠駈けおりる雪間かな

 鋸をひく木屑の色も春めけり



佐藤かずえ 
 
  だんご屋に賑はひ戻り春きざす

 生くるもの皆に優しき雨水かな

 み仏も半眼となる日永かな

北川 京子
 
 
  光蔭や母の生家の梅古木

 七草の名前も言えぬ現代子

 鬼は外の声も小さき過疎の村




黒岩伊知朗
  無人駅梅の枝もて客のあり

 白梅の一枝紅のまじりをり

 そよ風に髪の乱るる雨水かな



黒岩 清子 
 

  水琴窟音の消えゆく春隣

 一村を包む雨水や千枚田
  
 探梅の尖りし風や晴れ渡る

 


佐々木終吉 
  陽春の十六羅漢猫潜む

 一周忌そつと添へらる花苺

 還暦のご祈祷夫と春来る 
佐藤さゆり





  立春や新聞配る零下五度
          
 薄明に梅の蕾や目の高さ

 雨合羽忘れ震える雨水かな

 


白石 欽二
 東風吹くや耳にまとわるおさげ髪

 梅林や人集まりて見上げてる

 きざみ独活白い味噌にも香移す  
 


武井 康弘 
  音立てて地球突き刺す大氷柱

 独活掘るや鉱山跡の日溜りに

 火山噴くかと思いけり春の雷



中島みつる

  独活の香や味噌沸き上がる朝の椀

 背伸びしてそつと顔寄せ梅の花

 ぬかるみに足をとられし雨水かな



山﨑 伸次  
 
  節分や無言で食ぶる恵方巻

 早春の草津訪ねて吟行会

 湯畑に下駄踊りをり春来る



横沢 宇内
 
 







★今月の句会は草津町のホテルヴィレッジで行いました。各々の俳句に色々な意見も出て充実した句会となりました。(山﨑ちづ子)

★三月の句会    三月八日(水)管理事務所 午後一時
          兼題  卒業式 猫の恋 桜餅 当季雑詠二句  

          
★柴山つぐ子先生
 句集「つまこひ」出版、誠におめでとうございます。私の好きな昭和の歌に「異国の丘」「山小屋の灯」があります。これはシベリア抑留者が寒さと飢えの中で作った曲だそうです。つぐ子先生も大病され明日をも知れぬ命の中で作った俳句もあったようです。だからこそ人の心を打つ句の数々だと思います。 
 また、飽きっぽい私が「継続は力なり」などと人に言っていましたが、先生のあとがきにもありました。先生の人生そのものの言葉です。つぐ子先生、まだまだ元気でご指導よろしくお願いします。(白石欽二)


 つぐ子先生とのご縁で俳句と出会い俳句に寄り添う日々を送っております。いつもあたたかく見守ってくださり育てて下さいました。つぐ子先生のお人柄の詰まった「つまこひ」は私の宝物です。これからもずっと俳句の師、そして人生の師として教えを乞わせて下さい。
私の好きな句  母と過ごす大事な時間桃の花       (佐藤かずえ)


 
拡大します。             拡大します。



拡大します。


★柴山先生、句集「つまこい」出版おめでとうございます。  当日は寒い中コロナ禍の中、また遠路好子さん中川さん、大勢の方にお集まりいただき心温まる祝賀会が催せたこと皆様に感謝申し上げます。  事務長武井さん、柴山先生のご挨拶続き、会員一人一人が思いを述べました。柴山先生への感謝、句集の感想などさまざま。皆、俳句が好きで北軽井沢句会が大好きなんですね。また大勢のご友人からのお手紙披露など内容盛り沢山の濃い祝賀会となりました。  句集を最初に手にした時、なんて素敵なんだろうと心がワクワクしました。青空に浅間山まで続くキャベツ畑。先生直筆の「つまこい」。やわらかで大らかで、カバーの中の表紙の赤。「あっ、つぐ子さんだ」と思わず心の中で叫んだほどです。また、中は先生渾身の句ですね。大好きな句いっぱいいっぱいあります。これからの会員の作句の道しるべです。 句歴四十年の集大成。おめでとうございます。そして、ありがとうございました。これからもご指導よろしくお願いします。  人生の放課後。放課後は楽しいものです。ご一緒にいろんなこと楽しんで行きましょう。至らない幹事でしたが皆さまご協力ありがとうございました。(祝賀会幹事  横沢宇内・黒岩清子)第215回 北軽井沢句会より。


★柴山つぐ子さんが句集「つまこひ」を出版されました。句歴四〇年の集大成「つまこひ」は柴山さんの人生そのものだと思いました。優しい気持ちにさせてくれる俳句の数々に思わず句集を撫でるほど感動しました。私の一番好きな俳句は 「ふくいくと鄙の暮しや葱きざむ」 です。日々の暮らしの中での状況がよくわかる俳句で、何を作っていたのかなとか想像したり温かい気持ちにしてくれるからです。柴山さんは「おいとま支度」と言っておりますが、まだまだ私達北軽井沢句会の先生でいてくださいね。
本年より柴山さんにかわり北軽井沢句会の代表を務めさせて頂きます。分からないことばかりですので、皆様のご協力をお願いいたします。
(2023.1.12 山﨑ちづ子)第216回 北軽井沢句会より。




佐藤かずえ/私の好きな句


会員、英人様の面影を偲んで・・・。




嬬恋村美しい桜並木  北軽在住時の撮影



photo by  Udai



photo by  Udai



嬬恋村のポスターにも登場したビュースポット。北軽在住時の撮影



嬬恋村のポスターにも登場したビュースポット。北軽在住時の撮影




北軽在住時の撮影



鬼押出し園   北軽在住時の撮影




軽井沢/雲場池   北軽在住時の撮影




photo by  Udai



嬬恋村/農場池  北軽在住時の撮影



飽きる事のない大浅間 北軽在住時の撮影



北軽井沢の夕暮れ  北軽在住時の撮影



美しい浅間山  北軽在住時の撮影



浅間牧場からの風景  北軽在住時の撮影



北軽井沢/美しい銀世界  北軽在住時の撮影




北軽井沢/どんど焼き/1月 photo by  Udai



photo by  Udai



北軽井沢の銀世界  北軽在住時の撮影



寝観音と呼ばれる浅間山/私の好きなビュースポット。
ペンション経営時は四季折々よく撮影していました。北軽在住時の撮影



2023/2/17  更新



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