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第227回 北軽井沢句会  (2023/1/10)

           
第二百二十七回銀漢北軽井沢句会会報


令和六年一月十日(水)管理事務所













 初詣善男善女のあとにつく
         
 初御籤大吉とあり喜べる

 子ら棲める歳晩の街到着す









柴山つぐ子

  四人居て一人聞き役女正月

 止まり良き枝にしばらく寒雀

 稜線の浮き立つほどに二日かな



山﨑ちづ子
 
 とつときの手土産下げて女正月

 それなりの皺も愛嬌初鏡

 林中へ続く足跡よべの雪

 一群の足音の飛散寒雀

     


 
佐藤 栄子
 一茶忌のかばんに詰むる旅の服

 良き夢を見たしと抱く湯婆かな

 寄り添ふる猫に誘はれ日向ぼこ






佐藤かずえ

  探し猫ビラを残して年暮れる

 ぶら下がるだけの鉄棒冬ざるる

 托鉢の上人像や傘の霜





 

岡田 久男
 びんずるの頭冷たし観音堂

 人波にできた花道獅子舞来
 
 湯屋響く一瞬の滝初湯かな


 
北川 京子
 
 
 元旦や観音堂に朝の光
 
 亡き母のかほりほのかにちやんちやんこ

 松飾り母の年まで続くやら







黒岩伊知朗
 幼子のあれは富士山かと初浅間

 極寒の津波逃げろの声響く

 隼や上昇気流滑空す






黒岩 清子
 
 本堂のお護摩の祈り寒椿

 寒の朝お数珠受く子や頬紅し

 不動尊相輪の日矢冬うらら






佐々木終吉 
 
 冬晴の初心かへると決意する

 粉雪のふと気づくと笑みこぼる









佐藤さゆり
 寒暁や犬も震えし軒の下
                      
 どんど焼き遠方よりのカメラマン 







白石 欽二
 賀状束薄くなりつつ古稀迎へ

 初夢の中ではいつも追ひつけず

 受話器から訛懐かしお正月
 




武井 康弘 
 初旅の一句を宿の箸袋

 初凪や浜辺に日の出待つ瞳

 けふ生きて来し方仰ぐ冬銀河






中島みつる
 会わぬ人今年限りと賀状かな

 老ひてなお感動欲しや初日の出

 聞く老の我には普通の日  






山﨑 伸次
 
 
 白髪がのぞく油単や獅子頭

 荒巻や水引き結び出番待つ

 希望さす夜明けの空や初明かり




横沢 宇内
    



★令和六年初句会。出席者六名と寂しい句会でしたが、一句毎に意見を出し合い活気ある句会となりました。句会後お茶飲み新年会。今年も元気に楽しい句会にしていきたいと思います。 (山﨑ちづ子)

            
   
★二月の句会    二月十四日(水)管理事務所 午後一時
   兼題 春きざす ふきみそ  当季雑詠  席題(当日)一句 の合計五句です。 
多作多捨で今年も頑張りましょう。









photo by  Udai
















嬬恋村のポスターに使われたビュースポット。

△柴山主宰の2008年の賀状からテキストを抜粋しました。






△北軽井沢俳句会報告会

2003年嬬恋村北軽井沢句会が11名でスタートしました。

それから20年間北軽句会も紆余曲折あり、つぐ子さんはご苦労の連続。会場決定の大変な時期も幾多あり、いつも「継続は力なり」が口癖で頑張ってこられました。「いつかは句集を」と希望されていましたね。句歴40年「言葉はやさしく心は深く」と・・・。実現され嬉しい限りです。

20年間句会も紆余曲折あり、つぐ子さんはご苦労の連続。そして・・やっと実現。

1句集『つまこひ』柴山つぐ子 2022/9/1発行されました。

2023年6月 「第221回北軽井沢句会 高尾山吟行」

202310月「第224回北軽井沢句会 箱島湧水、水牢吟行

 

202393日。第28回夢二忌俳句大会に参加された伊那雄先生ご一行様が93日に

北軽井沢に来られました。伊那男先生がつぐ子主宰にどうしても

句集のお祝いを希望され実現しました。有難うございます。

 

20231月より柴山つぐ子主宰から山崎ちづ子へ代わりました。

どうど、宜しくお願い致します。20241月8日。

 



     
CINCE 2003拡大します。 拡大します。  拡大します。 
     
 第1句集『つまこひ』拡大します。  高尾山吟行   高尾山吟行 
     
 伊那雄先生ご一行様 伊那雄先生ご一行様  箱島湧水、水牢吟行 
     
箱島湧水、水牢吟行     
 
銀漢俳句新年会用のパワーポント使用の画像です。






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