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第二百三十八回銀漢北軽井沢句会会報 令和七年一月八日(水)鎌原交流センター 兼題 新年一般三句 席題二句 |
夫々に願ひ事多し初詣 読初はやはり歳時記他になし |
柴山つぐ子 |
山寺の寒さをほどく湯の手水 揃ふべき顔ぶれ揃ひおでん鍋 大福を持ち寄りもして女正月 |
山﨑ちづ子 |
見上ぐれば我を見下ろす寒鴉
初買の備長炭と五徳かな 赤飯に胡麻塩ふりて女正月 |
佐藤 栄子 |
クレヨンの太陽まつ赤子の賀状
横書きの太き文字かな初日記
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佐藤かずえ |
教え子に声かけられし冬至風呂 とろとろとひと形幣の焚かれけり |
岡田 久男 |
去年今年地球の空の混み具合
四月はやクロワッサンの焦げてをり
寒林のむかうにすける浅間山 |
北川 京子 |
前髪を切りて明るき成人の日
元旦にやさしき人よ星となり |
黒岩あやめ |
老いて尚七草の名をすらすらと 初日の出母なる浅間凛として |
黒岩伊知朗 |
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正月のシネマは昭和裕次郎 てらてらと燃える囲炉裏火三が日 大晦日嫁御の白き割烹着 |
黒岩 清子 |
警策や音重なりつ淑気満つ 薬王院お護摩の祈り梅一輪 |
佐々木終吉 |
愚痴こぼし励まされては春を待つ 春近し気分一新と髪を切る |
佐藤さゆり |
雪降りて足元気にし散歩道
注連縄を飾りて願ふ観音堂 |
佐藤 純一 |
初日受く今日も榛名の裾に生き 初刷りや深夜の仕分け転送す 元旦や村の社は寂として |
白石 欽二 |
初明り一人暮しのひとり起き
ポスト開け数へる程の賀状かな |
武井 康弘 |
嶺々を従へ凛と初浅間
新年も十七文字に生きぬかむ
空っ風上州名物焼まんじゅう |
中島みつる |
どこまでも続く足跡雪の原
日本海荒波よせる寒稽古 浅間嶺や今日の日出に淑気満つ |
横沢 宇内 |
★令和七年初句会となりました。今回から句会場も変わり、新たな気持ちで勉強していきましょう。(山﨑ちづ子) ★明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 今年は、点の入った句、入らなかった句などに対して、選評や疑問点について、意見を出し合っていきましょう。歳時記をよく読んで作句しましょう。 ★二月の句会 二月十二日十時~ 場所:鎌原交流センター 兼題 納税期、公魚 会場準備の当番 佐藤栄子、北川京子 (開始三十分前) 次回は、句会後に北川京子さんの同人祝いをジオパーク隣の水車にて行います。料理は各自好きなメニューを自販機で購入して食べます。 出欠を二月七日までに山﨑ちづ子まで連絡して下さい。 |