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第二百四十一回銀漢北軽井沢句会会報< 令和七年四月九日(水)鎌原交流センター |
春風にふかれて今日の吟行会 日を浴びてみんな仲良し福寿草 |
柴山つぐ子 ![]() |
溶岩の道大いぬふぐりの群生す いぬふぐりあらくの畑の畔に生ふ |
山﨑ちづ子 ![]() |
春の雲浮かべて海の真つ平 チューリップのブーケの葉書旅のこと 苗代田魚跳ねてゐる水の音 |
小林 好子![]() |
語り継ぐ浅間山噴火や村の春 囀や観音堂の上り端 |
佐藤 栄子 ![]() |
語部のしづかに話山桜 浅間嶺の畑黒々と穀雨かな
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佐藤かずえ![]() |
屋敷神祀る家々梅の花 用水の水の勢ひ春の昼 大噴火二百年後の桜まじ |
北川 京子 ![]() |
啓蟄や猫の目配り慌ただし 菜畑やかくれんぼの子見え隠れ 春雷の仕業か振子時計止む |
岡田 久男![]() |
春愁やからの二トン車雨載せて |
黒岩あやめ![]() |
薄氷や人影まばら山上湖 母娘して入学前の写真館 雪嶺やここは鎌原観音堂 |
黒岩伊知朗 ![]() |
お稲荷の守る家畑初音かな 桜蕾や仏の道のしるべ石 延命寺囲む土塁のふきのたう |
黒岩 清子 ![]() |
つちふるや堰落つ音の大浅間 ふらここや漕ぐに任せて宙を飛ぶ |
佐々木終吉 ![]() |
雪解水溢るる想ひ流さるる 春疾風傘飛ばされて鬼ごつこ |
佐藤さゆり![]() |
行く春や鎌原人の悲話を聞く 春耕や榛名の裾野日暮れ時 |
白石 欽二 ![]() |
菜の花や上州路脇道しるべ 春眠の眠りを覚ます風の音 |
武井 康弘 ![]() |
まんさくや辻に双体道祖神 春の日や観音堂の十五段 春風やぬまたすがをの道しるべ |
中島みつる![]() |
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でこぽんを夫と分けあふ日永かな 待つてたや小栗の出番春大河 |
宮崎 佳子![]() |
石垣のすき間にそつと菫咲く 春眠の窓にこぼれる朝日かな 制服の甘酸つぱきは春の夢 |
横沢 宇内![]() |
兼題 若葉 豌豆 立夏 席題二句 |
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