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第二百四十三回銀漢北軽井沢句会会報 令和七年六月十一日(水)鎌原交流センター |



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柴山つぐ子 ![]() |
万緑を映しふくらむ水面かな きれぎれに声惜しみなく遠郭公 梅雨晴やダム満々と波の皺 |
山﨑ちづ子 ![]() |
| 走り梅雨障子に波を作りけり くちばしがふとほしくなり夏の蝶 山盛りの小粒の苺今朝はジャム |
小林 好子![]() |
| 菜園の天地返しや梅雨はじめ 分け合いて夫と夕餉の冷奴 もつれ飛ぶ夏蝶宙へ消えにけり |
佐藤 栄子 ![]() |
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睡蓮は見頃なりとて雨の中
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北川 京子 ![]() |
| 上州の泥を重ねて燕の巣 衣更胸のもやもや脱ぎ捨てる 春蝉のしぐるる山家繕うへり |
岡田 久男![]() |
| 紫陽花や苗字一つとなる二人 バス待ちの列に並びし夏の蝶 |
黒岩あやめ![]() |
老鶯や声を限りの嬬恋路 郭公に負けじと今日も元気な子 梅雨晴間木立の先の浅間山 |
黒岩伊知朗 ![]() |
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草茂る廃校に鳴る昼チャイム |
黒岩 清子 ![]() |
| 千社札くぐり抜けたる夏燕 登山道白くなだるる山法師 大浅間田を掠めたる夏燕 |
佐々木終吉 ![]() |
| 蜘蛛の糸自由自在の天上る 毎日の成長願ふ玉菜かな |
佐藤さゆり![]() |
| 奥多摩に最後の歩荷日の遥か 田植する家族総出の日曜日 にこやかに苺頬張る子供かな |
白石 欽二 ![]() |
| 梅雨湿り大仏の目に憂ひ有り 子等の手にほっぺ色した苺かな 夏蝶や小川の脇で羽根休め |
武井 康弘 ![]() |
| もう行けぬ齢や尾瀬の水芭蕉 溶岩原に夏蝶からみ失せにけり 価格見て買はずに帰る苺かな
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中島みつる![]() |
| 薫風に誘はれ庭で読書かな 箱根路にホトトギスまた鳴いてをり |
早川 雅子![]() |
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| 夏のてふ翻る羽根絵画なり 宮 梅雨入りの気分が変わる傘の色 |
宮崎 佳子![]() |
| 名刹のあぢさゐ深む雨の朝 信濃路のところどころの植田かな 長梅雨の滴のリズム露天風呂 |
横沢 宇内![]() |


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菩提樹は黄色くて小ぶりな花をつける落葉樹です。お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いたというのが有名なエピソードで、ギリシア神話にも登場する樹木として知られています。 日本に主に出回る菩提樹はシナノキ属の菩提樹で、中国原産となります。 |

















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