ホームページ    バックナンバー






第246回 北軽井沢句会  (2025/10/8)






第二百四十六回銀漢北軽井沢句会会報

令和七年十月八日(水)鎌原交流センター

兼題 天高し 栗 律の風

席題二句















△秋の声


目に映るものだけでなく、ものの音も澄んで響くように感じられる、秋の清々しい情景

浅間山/2568M






  栗飯や苦労の末の馳走とす
         
 庭中に敷きつめてをり木の実かな

 そよそよと律の風吹く嬬恋村









柴山つぐ子


  天高し組体操の笛の音

 風入れる蚕家の小窓秋燕

 山里の日差しのにほひ通草かな






山﨑ちづ子
引く波の跡の響きや律の風

 天高しカメラの囲む豪華船

 単線の混みあふ日和蝗跳ぶ








小林 好子
  曼殊沙華と赤のインクで書きにけり

 天高し浅間山に留む千屯岩

 蔦紅葉登りつめたる空青し





北川 京子
 
 沁沁と小栗の里の曼殊沙華

 ぱつくりと食ふてくれろと通草かな

 榛の木を伝ふ天辺蔦紅葉






佐藤 栄子
  


  曼殊沙華齢かさぬるごと愛

 カリオンの鐘鳴る日比谷律の風

 木の実降る拾つてくれろと杖の先



 





岡田 久男
    
  仏壇の葡萄一粒歩み寄り

 伸びる手の幸あるブーケ天高し

 君の手のほどくリボンや律の風






 
 
黒岩あやめ
 
 母の味今は昔の栗おこわ

 栗並ぶ道の駅にも夕日落つ

 あけびあり幼なき頃に想ひはせ








黒岩伊知朗

  饒舌の夫と晩酌栗を剥く

 山住みの門番のごと通草かな

 犬の眼の光消えゆく律の風





黒岩 清子 
 
 
  蔵の街律の調べを奏でをり

 律の風波郷句碑やこの辺り






佐々木終吉 

 
 猪や尻尾振り振り前を行く白石 欽二






 


白石 欽二 
 天高し放牧牛を迎へ入れ

 露天風呂流れ星見る律の風

 啄木鳥やうたた寝起こす山の家






 
武井 康弘 
 鳥兜句会の席を明るくす

 茹栗や幼馴染みの寺守女

 松虫草湖風の来る辺りかな

 




中島みつる
 
 
  百日紅じいつと耐えて一輪よ









宮崎 佳子
 浅間山嶺の星をつかみて良夜かな

 追へば逃げ逃げれば追はれ宵の月







横沢 宇内

  









★一日毎に秋が深まってきました。季節の変わり目で沢山の俳句が詠めそ   うです。野に山に出かけましょう。 (山﨑ちづ子)                         
                                      
                           
★十一月の句会 十一月十二日(水) 鎌原交流センター  十三時から

  兼題 一位の実 小春 立冬 席題

十一月の当番は北川さんあやめさんです。(名簿順)

手伝える方はお願いします。

お茶は各自用意してください。

  投句される方は五句出しでお願いします。














2025年7月24日から26日 伊那男主宰/北軽井沢に滞在されました。銀漢/日録から・・・。銀漢⒑月号から・・。
  7月24日(木)
昼前、軽井沢駅に柴山つぐ子さんの迎えを得て、嬬恋村へ。柴山山荘で桃、プラム、葡萄の昼食。数日間、お世話になる予定。昼寝。時々、時鳥の声が聞こえる。別天地の涼しさ。夕方、「北軽井沢句会」幹事の山﨑ちづ子さん、色々な食物を持参して下さる。19時頃、「ホテル1130」の温泉へ。鉄分の濃いなかなかの温泉。夕食少々。まだ調子戻らず。





 7月25日(金)
5時、起床して、東京でやり残して来た9月号彗星集の選句。あとで担当の辻本理恵さんに投函するが、ポストは日に1回の集配と。朝食は蒲原胡瓜、「419」という新種のキャベツ、モロッコインゲンの味噌汁、とうもろこしなど。昼まで一仕事して、今日は「万座温泉」へ行くことに。嬬恋村は広い。「万座温泉 日進舘」は標高1,800メートルの硫黄泉の名湯。夕方、山﨑ちづ子さん、北川京子さんが来て下さり、歓談。昼間、万座温泉へ行く途中、北川さんの店「ル・ボスケ」に突然顔を出して驚かせた。




 7月26日(土)

午前中、小林尊子さん見えて歓談。昼過ぎ、鹿沢温泉に向かうが道を間違えて行き着けず。断念して戻る。北川京子さんの店「ル・ボスケ」で降ろして貰い、コーヒーとロールケーキ。店がひと段落したところで吾妻川沿いの「半出来温泉 登喜和荘」へ案内して貰う。ぬる目の湯で、私には合う。1時間ほど過す。






 7月27日(日)
5時起。30分程散歩。今日はまずまず快調。11時に出て、「鹿沢温泉 紅葉館」。湯は半出来温泉と似ていて熱目。近くの「いっさく庵」で盛蕎麦。一眠りして18時、ちづ子、京子、かずえ、伊知郎さん、岡田さん見えて歓談。



7月28日(月)
6時起、1時間ほどバルコニーで緑を楽しむ。ゆっくり朝食。茹じゃがいも、蒲原胡瓜、モロッコインゲンの味噌汁、メロン。柴山さんに軽井沢駅まで送って戴き、13時発の新幹線で東京へ戻る。






△この夏、柴山山荘でお会いした時も、逆に元気をもらって握手しました。回復を信じています。岡田久男










△秋の山


秋日和と同じことであるが、秋晴は秋日和より言葉の響きがやや強い。


夏の青々とした姿から、実りの山へと変化し、晩秋には紅葉で彩られます。
ハイキングやきのこ採り、紅葉狩りなどで賑わう場所でもあります。

聳え立つ山々。
「秋の山」は、澄んだ空気の中でそびえ立つ山を指す秋の季語。



△秋日和

秋日和と同じことであるが、秋晴は秋日和より言葉の響きがやや強い。







△寒露

露が宿る頃に鬼押出し園を歩く・・。





鬼押出しの鬼たちと・・。






△秋高し

大気が澄み空が高くなる。キャベツ畑。







△秋の曇

嬬恋村のポスターにもなったキャベツ野。


夏 〜 秋キャベツの 生産量が、50年以上、日本一の【嬬恋高原キャベツ】です 
キャベツの 出荷数は、“約2億個” 。玉菜とも呼ばれています。

澄み切った高い空に浮かぶ雲の総称

蒼穹に浮かんできえてゆく・・・。



     






△秋気


ひんやりとして澄んだ秋の空気。







△秋麗


美しくく輝き、心がうっとりするような穏やかな日和




△秋の声


心で感じる秋の気配全般を指す季語。

風の音、木の葉がそよぐ音、せせらぎ、虫の鳴き声。





△八王子



2025/10/1   HACHIOJI



△秋澄む

虫の音や遠くの鐘の音など、音も澄んで聞こえる






2025/10/1  HACHIOJI

△楓の翼果


















2025/10/5  HACHIOJI





2025/10/5  HACHIOJI





2025/10/5  HACHIOJI







2025/10/5   HACHIOJI





   






















美しい北軽井沢の四季。
緑と風と野鳥の声、木々の梢が芽吹き浅間高原の素晴らしい四季。











































▲2025/10/20  更新




ホームページに戻る