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第248回 北軽井沢句会  (2025/12/10)






第二百四十八回銀漢北軽井沢句会会報

令和七年十二月十日(水)鎌原交流センター



兼題  寒波  年用意  鍋

席題二句










Photo by Udai







 子らの来るはげまし言葉お年玉

 師の句集我の句集や冬ごもり         

 とりあへず二三杯先師好みの粕の汁









柴山つぐ子

 目に見へるものに追はるる年用意

 宿木のあらはとなりし木立かな

 峠より雲降りて来し冬一番






山﨑ちづ子
  年用意青竹の束盛り上げて

 寒波来し八幡宮の大石段

 鮟鱇鍋にお国自慢の飛び出せり







小林 好子
 愛鳥も水浴びをして年用意

 俗世より逃れて枯野広がりぬ

 冬薔薇見下ろす庭の対称形






北川 京子
 
 二人には余す寄せ鍋夜風かな

 手始めの神棚清め年用意

 小夜嵐寄せ鍋つつき二人かな






佐藤 栄子
 ふろしきで配る年神年用意

 猫の目の鋭き光寒波来る

 鯛焼のあんの重さの甘きかな







  
佐藤かずえ

  晩歳の大いなる日課日向ぼこ

 連日記の補遺書き終へり年の暮れ

 両肩にワクチン射ちて冬構え


 





岡田 久男
    
 寄せ鍋の曇るレンズがまだと言ふ

 寒波らも二泊三日のいで湯かな

 だんだんに母の手加速年用意






 
 
黒岩あやめ
 藁梳きの節くれ指や注連を綯ふ

 三国越へ越後土産は大寒波

 すき焼きの肉を二膳が取り合へり


黒岩 清子

 


 
 
 寒立馬長き睫や雨しずく

 寄せ鍋やお国訛りも風物詩







佐々木終吉 
 大根抜く老いた体を忘れさせ 佐藤 純一
 





 
 一人居や袋を開けておでん鍋

 寒暁や金星昇る遠赤城

 谷川に雲湧き上がる寒波かな






 


白石 欽二 
 酒よりも鍋焼きうどん先に食ぶ

 札幌の空青色に寒波来る






 
武井 康弘 
 落葉松紅葉火山の夕陽欲しいまま

 ななかまど信濃の空の青さかな

 村人のほらと差し出すアケビかな

 







中島みつる
 寒波にも負けずに通ふトレーニング









早川 雅子
 
  弦楽の響き流るる寒波かな

 信州の鎌倉散歩落葉踏む









宮崎 佳子
 浅間嶺の見渡すかぎり冬木立

 年用意ひとつ片づけまたひとつ

 浅間嶺も立冬迎へ雲低し




横沢 宇内

  








★今年最後の句会となりました。新鮮で素直な句が高得点でした。
初心に戻り句作に頑張っていきたいと思いました。  (山﨑ちづ子)


★一月の句会 一月十四日(水) 鎌原交流センター 十三時から

兼題 正月一般 雪だるま 凍豆腐 席題

一月の当番は佐藤純一さん白石欽二さんです。(名簿順)

手伝える方はお願いします。

お茶は各自用意してください。

    寒いので防寒対策は各自お願いします。

投句される方は五句出しでお願いします。
























































































































































美しい北軽井沢の四季。
緑と風と野鳥の声、木々の梢が芽吹き浅間高原の素晴らしい四季。











































▲2025/10/20  更新




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