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2012年 第97回 北軽井沢句会 戻る






第96回北軽句会 平成24年1月8日(2012年)

■午後1時   柴山宅

兼題  新年一般






1月の北軽井沢の風景






冬の嬬恋村・・





北軽の冬の夜の星座





大寒の氷の芸術龍の顔
山肌をほのと染めたる初景色



岡村妃呂子






初景色湖に不動の逆さ富士
うち揃ふ寒行の声太きかな
小林 好子






僧正のお数珠の音や松の内   
日脚伸ぶ砥ぐ包丁の光かな
佐々木終吉







正月の久に来し子と口喧嘩
絨毯に寒の日差しの残りけり
佐藤 かずえ




母しのぶ七草粥のぬくもりに
炭火吹く夫の背中はま白なり






  山崎千鶴子 
千万の祈り預かる初薬師
吊るす手にこぼるるばかり繭団子
一人逝きまた一人逝く去年今年
  土屋 佳子
 
 
     
  


人日の粥をすすりて一人かな 
相老の夢を語りて春を待つ

辞世めく日記となりぬ日向ぼこ
滝沢 咲秀







浅間嶺の雲の纏はる三ケ日
書初の撥の掠れや龍の髯
寒晴や子に褒められし一万歩










山田  公子
春著の娘風鐸のごと耳飾り
初風呂に頻りと鳴らす頸の骨
海神に降り注ぐ酒漁始

山田  礁






    
一行の添え書きひかる年始状
着ぶくれて女捨てたる心地かな
産土のまだ温き餅子に配る
柴山つぐ子















 ★次回 二月五日(日)午後一時 柴山宅
 兼題二句( 春めく バレンタインの日 涅槃西風)当 期雑詠 三句
   

松の内も過ぎ季節の運行の早さを感じています。激動の昨年をな
んとか繰り抜けての新たなる年です。皆様の大きな夢もささやかな
希いも一歩でも近ずき叶いますよう、そして平和で健康な一年であ
りますようお祈り申しあげます。山崎千鶴子さんが入会されました
「思ったより緊張せず楽しい句会でした」との感想。

★俳句メモ 声を出して読んでみよう。書き写してみよう。

   高浜虚子(明治七年〜昭和三十四年)

  遠山に日の当たりたる枯野かな
  桐一葉日当たりながら落ちにけり
  一つ根に離れて浮くや春の水
  鎌倉を驚かしたる余寒あり


   村上鬼城(慶応元年〜昭和十三年)

  残雪やごうごうと吹く松の風
  冬蜂の死にどころなく歩きけり
  けふの月馬も夜道を好みけり
  今朝秋や見入る鏡に親の顔

◎ 俳句の骨法、調べ(リズム)、対象の切り口などを身体で会得
するのが目的。銀漢 杉阪大和同人よりの参考資料です


                      



12月の八王子の風景(湯殿川沿い)



遠富士が見える




紅に燃ゆる湯殿川の夕焼け




高尾山・薬王院




薬王院




薬王院




初詣






天狗たち






 

2012/1/15 句会々員・佐々木終吉制作




TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る