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126回              


2014年 第126回 北軽井沢句会箱根吟行 戻る

 日        










 第126回北軽句会/箱根吟行  平成26年 (2014年)     
 
 

平成26年9月10.11日(水.木)箱根1泊2日吟行
★小田原(昼食)、畑宿(寄木細工)、関所、恩賜公園、宿句会
大涌谷、箱根神社、彫刻の森(昼食)句会、小田原漁港、渋川

★中型バス、にて万座鹿沢口駅より7時出発。総勢12名。
深夜に及ぶ句会。美術館での、又帰りのバスの中など渾身の
句222句が投句されました。苦しいものでは有りましたが、
皆、晴れ晴れと、口ぐちに楽しかったの連発は気持の良い
貴重な体験となりました.

★吟行嘱目吟 当期雑詠など





句一般 返り花 当期雑三句




大湧谷


恩賜箱根公園




箱根彫刻の森美術館



箱根関所




芦ノ湖




箱根神社(九頭龍神社)












             




在所の灯ほつりほつりやけふの月

祈りごと多き献茶や望の月

輪唱のふるさと唄ひ月見果つ

もう既に種となりさう猫じゃらし

久闊の友としばしや十七夜

苑に生ふ苔のぬくしや秋湿り

昔日のお関所日記秋しぐれ

ケーブルで運ぶ玉子や天高し

椿の実権現さまの坂の道

芦の湖の秋風に寂ぶ方位盤



 
               













  柴山つぐ子 

















畑のものもろもろ届き月祀る

秋しぐれ湯の香濃くなる宿近し

稲妻や馬屋の隅の火消桶

渋墨の関所復元虫の秋

刈りこみの矢竹の垣根小鳥来る

小鳥来るレンガ作りの方位盤

うつし草瑠璃を深めし地獄径

秋波の権現鳥居にひた寄する

爽やかや寄木細工のイヤリング




      









  中川冬紫子 














葛の風揺らす畑宿みちしるべ

             
街道の秋の七草溢れゐる

秋の蝉寄木会館賑はせり

渋墨の獄屋の柵や秋蚊くる

刈り込みの矢竹の垣や草雲雀

落し文ひろゐて解かず関所口



          









 
  小林 好子 







集落の野墓に群るる花すすき

             
直立の丈の低きよ糸すすき

礫に生ふ露草凛と煙の中

昨夜の雨玉あぢさゐの玉磨き

ゴンドラの霧の中ゆく大湧谷

彫刻の森に鳶舞ふ秋日和





 
       








 
  山田 礁 




  





名月を持ち帰りたき心地かな             

虫の音を草の根分けて探しけり    

秋の宿木彫りのヅクのお出迎へ

芦の湖を囲む山並み薄紅葉

紅葉風スワンのボート揺らしをり

彫刻の鼻に止まりし秋あかね





          












  黒岩 章 


















十五夜の光射し込む樹の間かな

            
けふの月あと幾度か見ることに

上州の山重なりぬ秋はじめ






        











  小林 尊子 


昼ちちろ隙間だらけの草の間に

            
秋の蝉寄木細工のかんな屑

馬酔木の実走り抜けたる小学生

箱根路の昔のポスト秋意かな

たわわなる青柿仰ぐ美術館

彫刻に自由自在に赤蜻蛉





 
          















  佐藤かずえ 












初もみじ寄木細工の七福神

              
秋風にさざ波の満つお玉が池

秋ぐもり旧街道の石だたみ

朝霧や手に熱あつの黒玉子

秋の旅黒玉子食ぶ延命す


      











 
  佐藤さゆり 










馬酔木の実みどりの粒の光りけり

           
美術館アベリアの花咲きほぐれ

ななかまど風に揺れゐる湖畔みち

芦の湖の秋草生ふる方位盤



      






 
  武井 康弘 






     
秋びより寄木細工の秘密箱

              
さざ波やお玉が池に秋のこゑ

葛の花野仏隠しなほ伸びて

小田原の昼の御膳に栗スープ

火の山の石積む径や葛の花

肌寒や地獄の谷の川白し

秋の湖帆ばしら高き海賊船

ピカソ館萩の花穂の揺れてをり




  




山崎ちず子















 
 

★次回定例句会

 日時  十月八日 午後六時半

 場所  浅間高原別荘管理事務所

 兼題二句 夜長 栗飯 運動会 当期雑詠三句

 




△ アラカルト   à la carte

箱根吟行 感想文 

★素晴らしかった箱根吟行     佐藤かずえ 

一泊二日の箱根吟行は思い出深いものとなりました。

駆け足の処もありましたが、皆が俳句作りと言う一つの目標に向かい、先々の地で出あう様々な物や言葉、会って別れる人々。

その一期一会を丁寧に観察し感動を言葉にする。

それぞれが総合的に素晴らしかったと思います。

更には一人ではなく心通い合う皆で行くと言う事がなんとも楽しくまた励みとなりました。この機会を与えて下さった方々に心からの感謝の言葉を贈りたいと思います。ありがとうございました.





 

▼武井康弘さんが入会されました。句会にも[銀漢]にも入られ 三日後の箱根吟行にも参加されました。会員の佐々木終吉さんの甥御さんで主宰をお迎えする山荘句会の運転手さんでお世話になっています。お仲間として歓迎したいとおもいます。

◎肌寒くなっています。夏の疲れの出るころです。くれぐれもお体お大切に。ご自愛専一にとお祈りいたします.。     

 

                   14.9.17  つ










平成26年9月10、11日(水,木)箱根1泊2日吟行

箱根吟行記・・・ et cetera

1日目・・9月10日(水)。
7時,万座鹿沢口駅出発。
渋川・伊香保から関越道に乗り・圏央道・小田原厚木道路を経由して小田原駅で中川さん(同人)と小林さん(同人)と昼食をレストランでバイキング。記念撮影し箱根・芦ノ湖に向かう・・・・寄木細工の工房を見学、箱根関所跡、明治天皇の別荘跡・箱根恩賜公園を散策吟行。。


          


予定時間より早く3時頃に出発、まもなく雨が・・・。
宿に4時半頃到着、夕食の出発時間5時半までに自由時間。俳句等を作る・・。
雨は依然として降っていた。車で20分程の距離の有名な朝鮮料理屋へ出発。雨の中、6時過ぎ店に到着。

再度宿に到着後第2食堂で選句を開始。約140句ほど・・。
各自10句選句。11時過ぎに解散。



                 



2日目・・・7時朝食。
8時30分出発、曇り空の中大湧谷に向かう。
黒たまごが評判とか・・。
箱根神社を散策後、芦ノ湖へ・・
箱根彫刻の森美術館で食事。
食後美術館での吟行。出発時間がせまりバスの中で選句となる。
バスは小田原漁港へ。バスの中で一次選句。

                        


全222句が投句の鍛錬句会でした。

そして小田原漁港の干物屋さんへ。
一路北軽へ・・。
渋川で夕食。
万座鹿沢口駅には予定より30分遅れて9時頃に到着した。  
 
中型バスにて総勢12名の箱根吟行でした。お疲れさまでした。


            










 

八王子・湯殿川の風景

八王子・9の風景(湯殿川沿いの花)


 曼珠沙華





 紅葉葵 (もみじあおい) 








黄花秋桜


葛の花




紫式部


白式部













2014/9/21  更新



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