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2015年 第139回 北軽井沢句会 戻る




第139回 北軽井沢句会  平成27年 (2015年) 


 
11月11日午後6時 管理事務所

 兼題  兼題二句 初冬 当期雑詠三句


場所 浅間高原別荘管理事務所









2015/11/16 撮影 photo by Udai




 

将軍のおはす気配や冬めける
          
投げ入れは発掘の土器返り花

子のクイズ魚偏なり小春かな






  柴山つぐ子 




   
     
観音堂炉辺に呼ばるる冬はじめ
         
いっせいに揺るるへうたん虚子の径

照紅葉空気の甘し浅間みち






  中川冬紫子 





初冬の梵鐘一打父祖の寺
            
宝達の峰のはるかや鳥渡る

ひと雨に紅葉染めゐる安養院






     
  小林 好子
うらこゑの駄々果と思ふ鵙高音
          
初冬の四方のひろごる山家かな

蔵壁に陽の春きぬ一葉忌

            




  山田 礁 

  









足裏に木の実転がし遊歩道
            
空つ風ジャンバーの背の満帆に

城址の碑文読み終へ萩の径










  岡田 久男 
暮れ早し在所の灯かり見えかくる
         
大鍋に溢る野菜の十日夜




  岡村妃呂子
   
 
 
        
柿紅葉一雨ごとに色増せり
            
冬薔薇夕陽透かせて影淡し


  佐々木終吉 
 





 
城址より銀杏落葉の降り始む
           
母の背や樽いっぱいの大根漬








  佐藤かずえ 
秋うらら御朱印の墨匂ひけり
           
渓紅葉はだし詣りや湯殿山









  佐藤さゆり


初冬や故郷に似し散歩みち
            
枯葉みち恋の二人とすれ違ふ









  武井 康弘
小六月波に消え行く小舟かな
      
風花のそろそろ来さう浅間山








  星野恵美子


   
         
 
 
大空に日はありながら時雨けり
     
落葉踏み見上ぐる空の青天井






山崎ちづ子






白樺の裸木に射す夕陽かな
       
草屋根の庭にたわわや柿熟るる








   湯本半才


雪吊の作業姿や弥次郎兵衛
      
淡水の混ざる境や冬の海






 
橫沢うだい 









 

●次回は十二月九日()午後六時半 管理事務所

 兼題 二句 冬ごもり 当期雑詠 三句

  ★句会後美味しく楽しい忘年会を予定しています。

季節の運行の何と早いこと。ストーブのうえにお豆さんや風呂吹きなどコトコト煮ゆる音や懐かしい冬の匂い。短日や暮れ早しの季語がまさしく身近ですそれなりに楽しむ在所俳句に一歩深く。

                   (柴山つぐ子)

 ★あらかると★  お礼                

伊那吟行以来の再会も昨日今日のごと、温かく接して下さる北軽井沢句会の皆様には心よりお礼申しあげます。句友久重凛子さんとの同行でしたが快く迎えて頂き、又彼女のお誕生日まで祝って下さり驚きと感動の北軽句会でした。また柴山つぐ子さまには嬬恋村の素晴らしさを満喫させて頂きました嬬恋の自然、人情には羨ましい限りです。

当日は鎌原観音堂を翌日は、小諸虚子庵と虚子散歩みちを吟行、小林尊子さんもご一緒して下さり素晴らしい吟行となりました。虚子記念館では館長さんの説明を受けお茶まで頂きました。それと言うのも毎年の「こもろ日盛り俳句祭」が開催され伊藤伊那男主宰も選として参加されておられ私達が伊那男主宰の門下生であると告げると館長さんが兎に角ビックリされ、私は伊藤先生の大フアンですと話しは弾み自分達の事のように嬉しく感謝感激で小諸を後にした。

これも俳句の持つ縁と、、、。しみじみ俳句が宝物のように愛おしく思えた。またお会い出来る日を楽しみにして居ります。ありがとうございました。(林檎熟る水鳴る坂は虚子の径)中川冬紫子

★久重凛子さんからもご丁寧なお手紙と句会のお写真など頂きました俳句先達のお二人、温かな数々のお心配り、ご指導に心からの感謝を申し上げます。(浅間嶺の統ぶる里の灯新酒酌む 凛子)

               (2015.11.17.つ)

     
                    


2015/11/18 更新




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