TOPぺージへ

2回 35回 39回 40回 41回 42回 43回 44回 45回 46回
47回 48回 49回 50回 51回 52回 53回 54回 55回 56回
57回 58回 59回 60回 61回 62回 63回 64回 65回 66回
67回 68回 69回 70回 71回 72回 73回 74回 75回  76回 
77回  78回  79回 80回 81回  82回  83回  84回  85回  86回 
87回  88回 89回  90回  91回  92回  93回 94回  95回  96回 
97回  98回  99回  100回   101回 102回  103回  番外編  104回  105回 
106回  107回  108回  109回  110回  111回  番外編  112回  113回  114回 
115回  116回  117回  118回  119回  120回  121回  122回  123回  124回 
125回 126回 127回 128回 129回 130回 131回 132回 134回 135回
136回 137回  138回 139回  140回   141回 142回  143回  144回  145回 
146回  147回  番外編  148回  149回  150回  151回  152回  153回  154回 
155回  156回   157回 158回  番外編  159回
 
       

2017/6/12更新 


2017年 第159回 北軽井沢句会 戻る




第159 回北軽井沢句会 平成29年 (2017年) 



第百五十九回北軽井沢句会々報 

平成二十九年九月十三日(水)午後六時半
場所 武井康弘山荘

兼題 二句 子規忌 野菊 月 当期雑詠三句



初秋へと・・。


浅間牧場から




ポスターに登場したビュー・スポット・キャベツ野







  

水澄める鉱山あとの閑けさに
         
毛の国のお国訛りや小鳥くる

うたかたと思ふ鉄路や草紅葉

草津へと波郷のみちや葛の花





 
柴山つぐ子 


秋の浜風紋朝の風に散る
           
穴まどひ小江戸の川を渡りけり

波音の磯の野菊の暮れ残る






  小林 好子
灯る灯の熾火のごとし霧の村
         
秋天や知恵子の空を思ひ出づ

熔岩道に秋七草を探しけり 







  山田   礁 
名の知らぬ野草に侘ぶる子規忌かな
      
小坊主に塔婆頂く秋彼岸

一枝の先ず染め始むくぬぎ山







  岡田 久男
長旅の浅黄斑てふ秋の蝶
           
野菊摘み似合ひの籠を探しけり




       
  岡村妃呂子

句識りて子規忌身近かとなりにけり
      
畦みちに風吹きわたり野菊かな






  河上 和子

山小屋の手に入るほどの秋の月
        
まったりと秋の夜長のしまひ風呂





  

  黒岩 茂子
    

貫録の西瓜斬る音響きけり
          
山間に太鼓ひびかせ秋まつり





  小林 尊子

網笠や三味の音渋く風の盆
          
酔芙蓉薄暮に色を深めをり

単線の軋む枕木濃りんだう








  佐々木終吉

ひたすらの今を生きゐるちちろ虫
       
菅笠に笑み見え隠る阿波踊

村の子の四十五人の運動会






 

佐藤 栄子
 

今朝摘みの野菊窓辺をやはらかに
        
返せずに有る本もあり子規忌かな






  佐藤かずえ
川の字に寝入る親子や星月夜
          
床上げの嬰帰る日の秋びより
       
  佐藤さゆり




 
                

糸瓜忌のコーヒーに消ゆ角砂糖
         
月の雫遠回りして浴びにけり




  武井 康弘 
              
秋桜の恋占ひの無責任
             
タワーより見晴らす東京夜半の月

飼主によく似る犬や秋うらら






  山崎ちづ子 

情念を背中で語る秋芝居
            
山霧がすべて隠せり鳥の声







  横沢うだい

 
 



★高原の秋は早足にやってきています。賑やかで目まぐるしい夏を過ごして何処かにお疲れの残るこの頃。体調を整えて気力、体力の充実をはかり、ひたすらのご健吟をお祈りいたします。
お仲間の句会五周年記念誌が届いています。涙ぐましい努力の足跡に感動し持ち回しして拝読しています.(柴山つぐ子)


☆次回 十月十八日(都合により第三水曜日)午後六時半
 場所 浅間高原別荘管理事務所
 兼題二句 初紅葉 とろろ汁 当期雑詠三句


◎昨年もこの虫の頃、句会所は武井山荘にお世話になりました。一年という歳月はナント早いもの。そして俳縁というご縁は実にあまやかです。皆でドカドカとお訪ねしてしまうのですから 常には横沢うだい会員のご厚意で事務所をコピーなども便利に使わせて頂いております。 俳縁というご縁はまこと有難く厚く感謝申しあげます 
                          (17.9.16.つ)










2017/9/18更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る