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2018/11/20更新 


2018年 第172回 北軽井沢句会 戻る




第172回北軽井沢句会 平成30年 (2018年) 


平成三十年十一月十四日(水)午後六時

場所 嬬恋村白樺の郷 リトルラビツト

兼題二句 七五三 帰り花 葱 当期雑詠二句

席題二句 小春(一般) 落葉




晩秋  キャベツ野


今回の会場/リトルラビット



薪ストーブ


リトルラビットにて
Photo by Udai


 
入船の番屋合羽で葱きざむ
              
帰り花日を得て色を定めけり

祖父祖母は一歩うしろを七五三

脛までの落葉の先に友の家







  小野寺清人
   
その折の礼を産婆に七五三
              
小春日の餡をはみ出す茶請かな

紅と言ふ艶をかすかに返り花

夕暮れや手提げに葱の立つ家路







  戸矢 一斗
 
ゆつたりと物干す幸や小六月
                          
足首まで埋まる落葉や一茶の忌

風ゆるり浅間麓の葱畑

子らと揺る船のデツキや小春凪(松島)








  柴山つぐ子
枯蓮に風さはがしく渡りけり
             
帰り花谷戸の奥所に弁財天
掛けうどん葉葱のみどり散らしけり
         
             




  小林 好子
冬めくやいよよ山家のすつぽんぽん
          
をりからの雨の禊の七五三

安楽死てふ絵馬の薄れや神の留守








  山田  礁
葉の折れもあるがままなる葱畑
            
見はるかす葱の畑や遠筑波





  岡田 久男
 泥つきのままの長葱厨まで
              
宮参り千歳飴ひく三歳児







  岡村妃呂子 
小春日や人影まばら嬬恋路
              
落葉掃く老夫一人の気儘かな






  黒岩伊知朗
浅間嶺を隠す黒雲葱を掘る
              
冬野菜日のある処探し干す




 
  黒岩しげ子

師の友が訪ね来るらし囲炉裏端
            
色残る三つ葉つつじの帰り花       
           





  小林 尊子 
    
葱畑畝尖らせて裾野まで
               
廃村やお裾分けめく木守柿





佐々木終吉
朴落葉風の戯れ聞きのがす
              
わしわしと踝埋め落葉道

けふあすと続くまどかや帰り花







  佐藤 栄子
 


 


 

暗闇をいつそう深く落葉踏む
             
久に会ふ人のマニキユア文化の日

仔山羊啼く初冬の空気震はせて    
         





  

  佐藤かずえ
泣きながら付いて来る子や小春の日
        
冬晴や恩師見送る見へぬまで






 
佐藤さゆり

 
                
参道を歩き疲れの七五三
               
焼き葱の鍋の一品香ばしき






  武井 康弘 
              
手を伸ばし小春の空をひき寄せる
                       
俳句てふ縁つなぐやなめこ汁

毒茸を踏めば怪しき煙吐く     
         






  山崎ちづ子 
庄助の宿で一杯温め酒
                
集めても集めてもなほ落葉かな        
     


  横沢 宇内

 
 
   



大倉句会の小野寺清人さん戸矢一斗さんが遠路句会に参加して下さいました。
主宰の言われる[一度でも句会を一緒にすると親戚のような親しみが持てる]まさに温かな交流となりました お二人の俳句への情熱垣間見る実直なお人柄に触れ 身にあまる幸せと心からの感謝となりました(柴山つぐ子)

★次回は十二月十二日午後六時 場所 別荘管理事務所
兼題二句 十二月 冬帽子 玉子酒 雑詠二句 席題二句

●本来なら忘年会ですが今回は新年会と致します。
本格的な冬将軍の到来 くれぐれもご自愛下さいましてご健吟おいのりいたします
                             (18.11.19.
つ)









2018/11/20     更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る