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2020年 第193回 北軽井沢句会 戻る




第193回北軽井沢句会  (2020年) 


第百九十三回北軽井沢句会々報
 
  令和二年十月十四日(水)午後一時 武井康弘様宅  
   
  兼題 冬支度 栗 豊年 当季雑詠二句 席題





涅槃像めく浅間山。



鬼押出し


  

落栗の一茶旧居の屋根に降る
          
草津湯に一日遊びて栗の飯

登りゆく寄生木紅葉紅の濃し

銀杏のぽたぽた落ちて匂ひます 


  柴山つぐ子


 
里山の空青々と栗拾ひ
            
冬支度鉢植えの物囲ひけり

高層の窓霧深し紅葉の香




  小林 好子 
雲よぎる尾瀬の池塘や草紅葉
                   
納屋の戸を繕ふ父や冬支度

洋菓子に栗どんとすえカフェテラス


  佐藤 栄子




 
地下足袋のつま先で剥ぐ栗拾ひ
        
渋皮剥ぐ母の包丁栗の飯

一坪の花屋千草に埋もれけり





 
  岡田 久男 
久方の晴天まぶし晩稲刈る
           
朝晩の気温の落差冬支度




 
  岡村妃呂子
踏み込めば熊の糞あり山ぶどう
         
栗拾ひ日課にしたる母は亡き

秋晴や母の顔した雲ありて           
  黒岩伊知朗
 



 

 
秋の夜や半眼稚の菩薩顔
            
いが栗やきやんと飛び退く仔犬かな

豊の秋キヤベツ畑の獣道           

  黒岩 清子
          
   
           
 
   
 
秋雨に街の光の舗道橋
             
中秋の光輝き世を照す
           


 
  小林 尊子 


 
      
     
栗ぽつり限界集落木戸軋む
           
一両の七人掛けや薄紅葉





  佐々木終吉
栗拾ふ背に山栗のまた落つる
         
背負籠の母と歩くや豊の秋

これほどに旅のかばんの草虱


  佐藤かずえ
    
 
 
小刻みに路面をぬらす秋時雨
          
渡り鳥みるみる小さくどこまでも          






  武井 康弘
 
冬瓜の種だけ残る山の畑
            
豊年や見下す里は黄金色

秋の暮谷間の小屋に煙立つ       





 
  山﨑 伸次
ことことと煮上がる気配山の栗
        
傾きもいつしか揃ふ秋桜

銀杏のたわわに実る社かな   




 
  山﨑ちづ子
夕陽受け映画のやうな花芒
           
手習いのピアノ講座や秋の夜

栗ごはんわっぱに詰めて昼餉かな


  横沢 宇内 
     


兼題の栗を頂き秋を語り合いました。 山々は美しく粧い深い秋を感じ作句には最高の季節となりました 月並みにならず俳句の幅をきかせる事が大事と指導がありました。(山﨑ちづ子)
                                         
★十一月の句会  十一月十一日 (水)午前九時半  管理事務所

十一月より時間が変更になります ご注意ください。
尚、午後は柴山さんと俳句にまつわるお話会です。時間の許す方はおにぎり等ご持参ください。
  兼題  神の留守 小春 初冬 大根 当季雑詠二句  席題一句

うめくさ
  
紅葉が見事です 窓から見える紅葉は宿木紅葉です。美しさに見惚れています。
一枚の紅葉から始まって今は数えきれなくなりました。何ともいえない色づきです。一本の柞木にからまりついているのです。想像出来ますか、こんな楽しみもあるのですね。

急に寒くなりました。今日は十一月の陽気です 気候の変化に体が追いついていきませんが作句に励みましょう。20/10/16 つ
                       



2020/10/18   更新

 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI   主宰・柴山つぐ子 戻る