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2021年 第196回 北軽井沢句会 戻る


第196回北軽井沢句会  (2021年)

   

令和3年3月10日(水)午前9時半 管理事務所
     
   席題 あたたか








Photo by Udai  2021/3/4撮影




子来るごと毎年の初燕
             
春の泥ようやく乾き野の小径

春一番映すしてをりぬ潦

あたたかや久に寄り合う仲間かな 

         

  柴山つぐ子


 
走り湯の根窪に匂ふ八重椿
          
ヴイナスの写生教室春さ中

芽柳や水面揺らしてどんこ舟

鍵束も供なす年度変わりかな



  小林 好子 


 

ほろ苦きかの日かの事蕗の薹
                    
初蝶の軽き羽撃きかろき影

土塊を覆ふさみどり春めけり

搾乳をこなす日課の卒業子





  佐藤 栄子
薄紙に包まる和菓子雛祭
           
バラキ湖の日なた日かげの水温む

桃色をのせる花束春の宵

日差し受け久の句会の暖かし
  山﨑ちづ子





 

屋根塗りの終へて蛙の目借時
          
土器のやふな父の湯呑や桃の花

かぶり着にてこずる朝や春半ば




 
  岡田 久男 

公園の枯芝かきて虫さがし
           
散歩道笹子鳴声聞こえくる

昼食に桜餅いで雛祭り




 
  岡村妃呂子

あたたかや鏡の前で髪すく児
          
山道で交わすあいさつ春の風
 
若き頃を昔と言ふや蕗の薹

空の青真似て咲きたり犬ふぐり




 
  北川 京子

春祭り稚児の笑顔の百万両
        
春雷や八千尺の露天風呂

クラス会マスクを取つて確かむる  

         
  黒岩伊知朗
 



 

 
春昼や青い山脈君弾けり
             
啓蟄や話のはずむ散歩道

バイバイを覚えしややの雛納め

あたたかや浅間の煙尾根を這う         
         
  黒岩 清子
        
 
   


 
      
     

遠浅間窓に納めて涅槃西風
           
末黒野や鳶の輪踊る茜空

コロナ禍や久しき句座や長閑なり




  佐々木終吉
啓蟄や浅間に雲の棚引けり
        
斑雪嶺の四阿山に雲の湧く
 
遙かなり水脈幾重にも春の鴨

やどり木の空うるむほどあたたかし


 
  佐藤かずえ
 
 
    
 
 

白魚を食べて明るき夕餉かな
           
薄氷の風に吹かれて重なれる

  




  武井 康弘
 

折紙の雛を並べて子供会
             
ほろにがき里の香やふきのとう

春めきて水辺で遊ぶアンパンマン           



 
  山﨑 伸次
   
啓蟄の雲に紅さす日暮かな
            
梅東風に香り漂ふ散歩道

還暦を越へて修行の二月尽





  横沢 宇内 
     

席題の暖かの様に日差しも心も暖かな三カ月ぶりの句会となりました。日陰には雪も残っていますが蕗の薹の話もちらほらと、春はそこまで来ています。(山﨑ちづ子)                   
           
★四月の句会  四月十四日 (水)午前九時半  管理事務所
 兼題  春眠 葱坊主 草餅 春惜しむ 当季雑詠二句  席題
 
うめ草
○人にしてあげたことは忘れなさい、してもらった事は忘れるな
○失敗はいっぱいした方がいい ○明けない夜はない  ○辛い時ほど笑うんだよ
○他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる○死ぬこと以外はかすりきず

あたたかくなりました。手足を伸ばして少し散歩してはどうでしょう。心の窓も大いに開いて心おだやかに過ごしましょう。(21.3.12.つ)                   





 
 18周年の春へ・・・。

Congratulations on the 18th anniversary

                      

北軽井沢句会に寄せて 2021/3/14 記 



2020年コロナ禍で俳句会も大変な時期。そして・・・

2021年、今年初めての3ヶ月ぶりの句会が開催されました。

北軽井沢に産声をあげるたのが2003年10月。残念ながら資料がございません。北軽井沢に小さな俳句の火がそっと燃え始めた記念的瞬間でした。
第2回は11月21日。つぐ子主宰のご主人の英人様も参加されていました。当時会員は11名。現在が195回を迎えました。現在19名。17年の歳月が流れて行きます。今は才能に満ち溢るる会員がおられ力強く感じています。英人様は2012年まで在籍されていました。




私は北軽で20数年ペンション経営時つぐ子主宰とは良くペンションに来られてのお付き合いがありました。そんな関係で2006年第35回9月恒例の主宰宅のバーベキュウ句会(後に柴山山荘句会へと発展)に誘われたのが初参加でした。それがきっかけでHPを立ち上げ現在に至っています。
それまでの記録は手書きの句会報で現在の記録では第2回のみ残っています。リンクします。

俳句のはの字も知らずの入会でした。その頃の主宰は鎌倉の「春耕鎌倉俳句」との二足わらじでした。つぐ子主宰の先生、皆川盤水主宰の句会です。銀漢の伊那男主宰もおられました。




令和2年冬。メディアでは冬キャンプが話題に。その焚き火を見つめるだけで心安らぐブームのご時世・・。
その小さな焚き火の如く絶えず燃やし続けてきました。目に見るえない程の努力と継続力の積み重ねて小さな焚き火を消さぬように常に北軽の小さな枯れ木をくべ続け今までもその小さな火は消えずに燃え続けています。頭が下がります。

主宰は何時も「継続は力」をコンセプトに目に見えぬ小さな努力を重ねて頑張ってこられたと思います。2003年の会員は当時のメンバーの古株は私一人になりました。ずっと見続けた句会ももうすぐ200回を迎えます。私はペンション20数年経営後、2009年には八王子へと。




2011年第92回柴山山荘句会から銀漢俳句会の小諸での日盛り句会でのお疲れの所、帰路に参加されるようになりました。銀漢俳句会が2011年発足。北軽句会のメンバーも銀漢俳句会に入会。この北軽句会のご縁で銀漢俳句会のHPも担当させていただいき10年の歳月が流れていきます。




北軽句会2012年会第100回記念には小さな冊子も出す事も出来ました。




つぐ子主宰は銀漢俳句会との懸け橋として活躍されいてます。銀漢新年会でのつぐ子主宰の存在は大きく安心感を与えてくれ会員の方からやさく声を掛けていただきました。
本当にこの17年間を振りかえると色々な事が思い出されます。目に見えぬ小さなご努力と忍耐力の強さ、北軽の灯し続けた小さな炎はまだまだ燃え続く事をお祈り致します。
本当にお疲れ様でした。感謝致します。2021/3/14 記


原点の手書きの句会報。

第2回北軽句会 平成15年11月21日(2003年)



第35回北軽井沢句会
2006年9月21日
庭句会(柴山山荘句会)の原点。




リンクします。
柴山山荘句会 15名様参加


第92回北軽句会 2枚とも銀漢俳句会の参加された初の柴山山荘句会
2011/7/31


これからも、宜しくお願い致します。








 


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