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2021年 第198回 北軽井沢句会 戻る


第198回北軽井沢句会  (2021年)

   
第百九十八回北軽井沢句会会報

     令和三年五月十二日(水)午前十時 バラキ湖湖畔


     吟行  嘱目 




    


photo by Udai   5月3日



バラキ湖湖畔吟行


 たらつぺと親しく呼べり野の馳走
         
 樺の木の芽吹きの美しきバラキの地

 ゆるやかにささ波寄する蝌蚪の群

 病む古木余花満開を見せにけり

 樹々は皆幼の色や水木の木
         

  柴山つぐ子

 
   
 

 

 ひと蹴りに光ほどけて水馬
            
 乱鶯の草木揺がすビブラート

 新緑の木洩れ日の山登りけり

 置き去りの掬い網ある夏の湖





  佐藤 栄子
 たらの芽の生れたてらしき湖畔道
          
 山の湖風の尖れる五月かな

 うぐいすの声に始まる山の道

 ゆるやかな水の流れや遅桜

 真白な枝いつぱいの桷の花
  山﨑ちづ子





 

 古草抜くわが手になじむ軍手かな
          
 二世代を泳ぎて褪せり鯉のぼり

 またひとつ齢を貰ひし柿若葉




 
  岡田 久男 

 足もとにひつそりと咲く一人しづか

 風強き桜しべ落つ川沿ひに




 
  岡村妃呂子

 たらの芽を採りて今宵の菜となし
         
 蝌蚪の渦眺む人の目あまたなり

 貸しボート逆さに干され夏に入る           




 
  北川 京子
 さざ波が静かにゆれる夏の湖
            
 気持良し湖渡る初夏の風









   木下 誠司
 新緑にかこまれ朝の句会かな
            
 浅間晴れ若葉に映ゆる山上湖

 病む古木枝一杯の初夏の花
        
  黒岩伊知朗
 
 
 異国語の母国を憂ふキャベツ畑
           
 筆りんどうバラキの風に揺れてをり
  黒岩 清子
       
   
      
     
 テント張る畳二枚の夏館
            
 キャンプ場湖水も空も夏隣




  佐々木終吉
 嬬恋のまだ風強き余花の頃
           
 風音に声かき消され夏の湖

 気づかれず筆りんどうの小径かな






 
  佐藤かずえ

 新緑の水面に映るダム湖かな
          
 バラ園の手入れのとどく散歩道





  佐藤さゆり
 病む古木今年も花を咲かせたり
         
 木立越し見ゆる白根の残り雪

 白根にも浅間にもある残り雪
  佐藤洋一郎

    
 



 

 猫柳水面に映り揺らぎをり
          
 薫風や湖のほとりに波立てり

 鶯の鳴く声響く湖畔かな

 



  武井 康弘
 

 雪渓の一筋女性浅間かな
            
 雪形の浅間に向ひ飛行機雲

 源流は岩倉山辺り夏の湖
 




 
  中島みつる
   
 リラ冷えの尾根の尖峰白きかな
         
 種蒔きを浅間の逆さ馬で知り

 ライダーがテントを畳む山上湖



  横沢 宇内 
     
 



 吾妻地区、嬬恋村のコロナ禍ゼロをいいことに吟行をしました。
青空のもと五月の風薫るなか久方ぶりの胸張れる草原のバーベキュー吟行でした。                                         柴山つぐ子

★六月の句会   六月九日(水)午前九時半  管理事務所
  兼題(二句) 短夜 十薬 父の日 夏木立  雑詠(三句) 席題(一句)

あらかると
★北軽井沢句会二百回記念句文集について  ・自選で二十句、俳句に関する文  章四百字
  ・原稿の締め切りは、六月の定例句会★六月より山﨑章一さんが、北軽句会に入会されました。

(きたかる)句文集二〇〇号記念が出版されることとなりました。
二十四年九月発行の百回記念から約十年、再びの句文集です。
皆さま心込めての冊子です。御多用中とは思いますが、
締め切りに間に合わせて下さい。(つ)








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