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2021年 第201回 北軽井沢句会 戻る


第201回北軽井沢句会  (2021年)


第二百一回北軽井沢句会会報

   令和三年九月九日(木) 
  
  兼題二句 夜長 蜻蛉    雑詠三句




    






photo by  Udai

 2021/9/9   撮影








  牧水も歩きし道や萩こぼる
           
  牧水も吞み干しと思ふ岩清水

  秋の雲悲喜こもごもや綾子の忌

  山間にけらつつきのやふや響きけり

  紅萩の濃き枝ぶりや志功の忌    




 

  柴山つぐ子

 
  恙なく言える安らぎ友と夜長
            
  悔少し心にかかり夜の長し

  人生の締切り未知や渡る雁

  赤蜻蛉盤水句碑へさらりふれ




   

  小林 好子

 

  牧水の靡きのマント霧しぐれ
            
  牧水の歌碑の薄れや鵙日和

  秋めくや長逗留の父の旅





  佐藤 栄子
   あの辺り群れてゐるらし秋あかね
         
  田の色の定まり始む処暑の風

  おしゃべりなオウムを肩に秋うらら
  山﨑ちづ子





 
  竹やぶの闇に銀河の降りし頃
            
  かなぶんの激しく堕ちて健気なり

  盆踊り手ぬぐい噛んで頬かくす





  岡田 久男 

 

 

  カルピスがご馳走だつた夏休み
           
  長雨にこの世洗はれ空高し

  ローズマリー手に香を移し秋澄ぬ        




 
  北川 京子
  さわやかな木立の中の浅間山
            
  甲子園エール響ゐて熱き夏










   木下 誠司

  長髪の足取り軽し勝力士
              
  一人居やパラリンピックの夜長かな

  蔦紅葉松の老木彩りぬ

 


        
  黒岩伊知朗




 
  東雲の後光のごとしキャベツ畑
           
  赤とんぼ静寂の空のひとりじめ

  あけぼのの浅間嶺浮きて月白し





  黒岩 清子
 
  
   
   
      
     
   逝きてなほ愛犬おもふ夜長かな
              
  酔芙蓉薄暑に色を深めけり

  蜻蛉の連なる空や羽の舞





  佐々木終吉
   山頂にひと際目立つ吾亦紅
                
  秋の森蓮華升麻のひつそりと 










  白石 欽二 
  をちこちの鄙の出で湯や牧水忌
              
  灯火親し吾の筆跡と似てゐる子

  子の転勤年内にもと夜半の秋







 
  佐藤かずえ

  父母の墓守るやうにも鶏頭花
               
  秋うらら花の宝庫に踏み入るる

  榛名路の小粒の梨の丸かじり




  佐藤さゆり
 

   
  パラ五輪夜長良いこと何時までも
             
  すずめ蜂知らぬあいだに巨大化し









  山﨑 章一

    
 
   紫蘇を揉む妻の手赤くなりにけり
             
  梢より色づき初めし秋の朝

  氏子衆社殿を清め秋祭り








  山﨑 伸次

  赤とんぼ羽を斜めに指に乗り
               
  白芙蓉しだいに色は変わりゆく

  朝顔や色を忘れし藍色に

  武井 康弘
 

 



 
 
   
   かなかなと浅間の峰も日暮れかな
             
  参道に芙蓉はみ出す妙連寺

  溶岩原の浅間の峰も雁渡し




  横沢 宇内 
     
 
 


 
201ページを開くことになりました。新しいページはどんなものでしょうか。わくわくします。どこまでも真っ新で自由です。子供のようにあどけなく無邪気にいきましょう。芭蕉翁も言っています。三尺の童にさせよと。
楽しくなければ俳句じゃない。伊那男先生のいうとおりです。
★十月の句会     十月十三日(水) 九時半より  管理事務所
  兼題二句  秋桜 無花果 台風    雑詠三句   席題一句


★うめくさ                       山﨑 ちづ子
 湯ノ丸高原から車で五分程山を行くと、池の平湿原がある。そこを歩くのが好きで、シーズン中時間があれば一人吟行に出かける。八月二十九日は初めてアサギマダラを見ることが出来、しなやかに舞う姿に感動した。春夏秋と高山植物や昆虫の宝庫でキツネやかもしかに遭遇したこともある。そんな体験を俳句にしたり、作句のもとを探したりと、一人吟行は楽しい。コロナ禍で皆で吟行とはいきませんが、一人吟行で作句のヒントを見つけるのも良いかと思います。また、柴山さんのお庭は歳時記の様なお庭です。都合を聞いてから柴山さんの話を聞きながら見せてもらうのも良いかと思います。      
                                    R3.9.9.つ

















TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI    主宰・柴山つぐ子 戻る